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専門用語集

専門用語集

リフォームや建築用語の解説です。

ア行

アーキテクチャー [あーきてくちゃー]
アーキテクチャーとは建築学。建築様式のこと。
アーキテクト [あーきてくと]
アーキテクトとは建築物の設計をする者。建築家。
アーク溶接 [あーくようせつ]
アーク溶接とはアーク放電(弧状に見える気体中の放電)によって生じる高熱を利用して行う電気溶接の方法。
アース [あーす]
アースとは電気機器によって地面を銅線などの導体で接続することによって電気を逃がそうとするもの。接地。
ア-ス付コンセント [あーすつきこんせんと]
ア-ス付コンセントとは感電を防ぐ装置が付いたコンセントのこと。洗濯機等に使用する。
アーチ [あーち]
アーチとは建築の構造で、上方へ円弧状に湾曲した構造物をいう。窓や入口、門、橋などに用いられる。せりもち。
アーツ・アンド・クラフツ運動 [あーつ・あんど・くらふとうんどう]
アーツ・アンド・クラフツ運動とはイギリスのウィリアム・モリスらによってはじめられた19世紀後半の美術・工芸運動。 1861年にモリス・マーシャル・フォークナー紹介を設立したウィリアム・モリスは、手工芸の復権をめざして運動をおこし、この運動は後のアール・ヌーボーに影響を与えた。
アームチェアー  [あーむちぇあー]
アームチェアーとはひじ掛けのついた椅子。現在のアームチェアーは、17世紀末から一般に使われるようになった。肘掛けのない背もたれ付きの椅子はアームレスチェアーと言う。
アーリー・アメリカン・スタイル [あーりー・あめりかん・すたいる]
アーリー・アメリカン・スタイルとはコロニアル(植民地)様式を中心とする初期アメリカのスタイルの総称。
アールデコ [あーるでこ]
アールデコとは装飾美術の意味で、1920年代から1930年頃までフランスを中心にヨーロッパ、アメリカで流行した美術工芸様式。直線や幾何学文様を多用した単純なデザインが特徴。
アールヌーボー [あーるぬーぼー]
新芸術の意味で、19世紀末から20世紀初頭にフランスを中心にヨーロッパで流行した芸術様式。植物模様のような自由奔放で流れるような曲線が特徴で、ドイツではユーゲントシュティール(若い様式)と呼ばれる。
相欠き接ぎ [あいがきつぎ]
相欠き接ぎとは二つの木材を接ぐとき、互いの材を同じ形に半分ずつ欠きとって重ね合わせること。
合いじゃくり [あいじゃくり]
合いじゃくりとは板材を張り合わせるとき、互いの端を板の厚さの半分ずつ欠きとってかみ合わせること。相じゃくりとも。
アイランド型キッチン [あいらんどがたきっちん]
アイランド型キッチンとはキッチンの配列法の一つで、機器の一部、あるいは全部が部屋の中央などに独立して置かれ、その形がアイランド島に似ていることから、この名が付けられたキッチン。 (注)この配列法は広いスペースが必要とされる。
あおり張り [あおりばり]
あおり張りとは総張りぐるみともいう椅子張りの方法。立ち上がるときクッションによって「あおられる」ことから来た言葉ともいわれ、復元力が特徴。座枠の上に小巻のスプリングを取りつけ、クッションを利かせている。
上がり框 [あがりかまち]
上がり框とは玄関や勝手口などの上がり口の段差部分に取り付ける化粧材。
アクセントカラー [あくせんとからー]
アクセントカラーとはベーシックカラー、アソートに対して、色彩上のアクセントとなる色。インテリアアクセサリーなどの小物類に使用することが多い。
アクリル樹脂 [あくりるじゅし]
アクリル樹脂とはプラスチックの一種で、アクリル酸、メタリクル酸などを重合してつくる合成樹脂。透明度が高く、着色性がよい。耐候性、耐薬品性に優れ、また成形が容易なので加工に適している。
アコ-ディオンドア [あこーでぃおんどあ]
アコ-ディオンドアとは楽器のアコ-ディオンのように蛇腹になっているカ-テン状の間仕切り。
アクティブソーラー(パッシブソーラー)  [あくてぃぶそーらー(ぱっしぶそーらー)]
アクティブソーラー(パッシブソーラー)とは太陽熱を直接利用する住宅の設計。省エネルギーを目的とし、屋根などの集熱装置や太陽熱温水器などを用いて、 太陽エネルギーを住まいの空調や給湯に生かすこと。アクティブソーラーは機械を利用して、積極的に太陽エネルギーを取り入れる。 対して、パッシブソーラーは、機械力を使わず窓を大きくしたり、効果的な蓄熱材を用いるなど、受動的な太陽エネルギーの利用のことを指す。
上げ下げ窓 [あげさげまど]
上げ下げ窓とは2枚以上のサッシを窓枠の縦溝に沿って上下にスライドさせる窓。窓のスライドは、上下のサッシのうち下のみが動くシングルハングと上下の2枚が連動して動くダブルハングがある。
足元灯 [あしもととう]
足元灯とは夜間、廊下や階段の足元を照らし安全の歩行でるように設けられる室内照明器具。明るさをセンサーが感知し、自動的に点滅するものや、 非常時に取り出して懐中電灯として使用できるものも市販されている。
網代天井 [あじろてんじょう]
網代天井とは杉皮、桧皮、竹皮などのへぎ板で、斜め、また縦横に編んだ天井。
アスファルト防水 [あすふぁるとぼうすい]
アスファルト防水とはアスファルトとアスファルトフェルトを重ねて防水層をつくる工法。
アスファルトルーフィング [あすふぁるとるーふぃんぐ]
アスファルトルーフィングとはアスファルト防水に使うフェルトを加工した屋根葺き用のシート。
圧着張工法 [あっちゃくばりこうほう]
圧着張工法とは壁面のタイル張工法のひとつ。下塗モルタルに圧着用のモルタル層を重ね、その上にタイル押付けて張って行く。
アッパーライト [あっぱーらいと]
アッパーライトとは上に向けて照らし出す照明器具。間接照明として、天井や高い壁面を照らすのに用いたりする。
アプローチ [アプローチ]
アプローチとは門から入口までの道のことを指す。
網入りガラス [あみいりがらす]
網入りガラスとは割れたときに破片が飛び散らないよう、内部に金剛を入れた板ガラス。防火、防盗用の窓などに適している。乙種防火戸用のガラスに指定。ワイヤーガラス。
荒壁 [あらかべ]
荒壁とは小舞下地に塗りつけた土壁。古い茶室などではこれを仕上とする事もあり、遮音性、断熱性に優れる。
アンカーボルト [あんかーぼると]
アンカーボルトとは土台と基礎をつなぎ、地震などで建物が動くのを防ぐ役目のボルトのこと。
板目 [いため]
板目とは樹幹の中心軸に髄を通らずに平行させた断面の木目。板目取りの木材には表と裏があり、乾燥により表の方に反りやすいので取扱に注意が必要。
糸柾 [いとまさ]
糸柾とは柾目の板において、年輪幅がきわめて狭く糸状のものをいう。
一文字葺き [いちもんじぶき]
一文字葺きとは屋根の葺き方の一つで、屋根の水平方向が一直線上につながるようにした葺き方。
いなご [いなご]
いなごとはさおぶち天井板の継目を重ねて後日隙間ができるのを防ぐためにつけられる長方形の木製のとめ具。
イニシャルコスト [いにしゃるこすと]
イニシャルコストとは建設プロジェクトにおいて、当初に発生する費用。設計料、建設工事費などをさす。
犬走り [いぬばしり]
犬走りとは建物のまわりに40㎝~60㎝位の幅で建物を取りまくようにコンクリートが打たれた部分。雨水によって基礎部分が濡れたり、汚れが建物に跳ね返るのを防ぐ
いぶし瓦 [いぶしがわら]
いぶし瓦とは粘土瓦を焼成する最後の仕上げに松葉を焼き、炭素を付着させて黒くした瓦。
入母屋 [いりもや]
入母屋とは屋根形式の一つで、上部を切妻造りのようにし、下部は四方へ勾配を持たせたもの。寺院などに多い屋根形式。
色温度 [いろおんど]
色温度とは光の温度を表す数値で、単位=K(ケルビン) 色温度は赤みの強い白熱灯が低く、青みの強い蛍光灯は高い。
インバーター [いんばーたー]
インバーターとは電力の周波数制御装置。蛍光灯の照明器具などに使われ、周波を数万ヘルツに変える事で、ちらつき感をなくし明るさアップさせる。
ウォークインクローゼット [うぉーくいんくろーぜっと]
ウォークインクローゼットとは寝室などに設けられる、人が中に入っていける衣類を収納する為の洋風納戸。オフシーズンの衣類も吊り下げた形のまま収納できる。
内断熱 [うちだんねつ]
内断熱とは天井から壁の中、柱と柱の間など躯体内の隙間に断熱材を充填する方法。
打ち放し [うちはなし]
打ち放しとは鉄筋コンクリート造の柱、梁、壁などの仕上げ方法。型枠を取り外したコンクリートの地肌をそのまま仕上げ面とする。
ウッドデッキ  [うっどでっき]
ウッドデッキとは庭に面したテラスの上に設ける木製の甲板のこと。屋根は付けないが、屋内の延長のような空間として利用する。広さは3~6帖程度。
漆塗り [うるしぬり]
漆塗りとは漆の木の樹液から精製する日本古来の塗料。漆は空気中で自然に硬化し、硬く光沢に富む表面をつくる。アルカリ、油などに強く、防水性、防腐性、耐熱性にも優れている。
エクステリア [えくすてりあ]
エクステリアとは門扉、塀、フェンスなど屋外の設備のほか、カーポートや庭園など住宅の外構全体を指して使われる事が多い。この他、 サンルームやバルコニーなどウッドデッキなども含めることがある。
S造 [えすぞう]
S造とは鉄骨を構造材料としてつくった構造のこと。Sはsteel(鉄)のこと。 強度が高く、耐久性・耐震性に優れている。
重量鉄骨と軽量鉄骨があるが、いずれも鉄筋コンクリート造より建設費が安い。 木材に比べ強度があるので、柱の少ないダイナミックな空間も可能。酸化による錆びが発生しないよう、十分な防錆処理をする必要がある。
江戸間 [えどま]
江戸間とは関東地方で使われている寸法の表示。1間を1.82mで表示する。
F☆☆☆☆ [えふふぉーすたー]
F☆☆☆☆とは日本農林規格(JAS)や日本工業規格(JAS)が定めたフローリングなど建材のホルムアルデヒド放散量の区分を示す基準。
F☆からF☆☆☆☆まで4段階あり、最も厳しいF☆☆☆☆で、放出量の平均値が0.3mg/ℓ以下、最大値が0.4mg/ℓ以下。
エンジニアウッド [えんじにあうっど]
エンジニアウッドとは加工木材のこと。LVL、集製材、OSB、ウェハーボードなど、樹脂で木材やその機能を固形化したもの。また、その2次加工製品などをいう。
縁甲板 [えんこういた]
縁甲板とは長手方向の両側面にさねはぎに機械加工した幅90~300mm程度の小幅の板。
オイルフィニッシュ [おいるふぃにっしゅ]
オイルフィニッシュとは亜麻仁油や油性ワニスを木材の表面に塗る仕上げ。表面に塗膜が形成されないため、割れやはがれがない。つやの少ない仕上げが得られる。
横架材 [おうかざい]
横架材とは建物の骨組で、横に架け渡された構造材。梁、桁、棟木、母屋、胴差をいう。令44条では、梁、桁その他の横架材には、 その中央部付近の下側に耐力上支障のある欠き込みをしてはならないとされている。
大壁 [おおかべ]
大壁とは壁の仕上げ材が柱面の外側に施され、柱が見えない壁をいう。洋室などに用いられており、気密性もよく防寒、防湿、 防音の効果も高い。しかし、壁の内部に湿気が入り込むと乾燥しにくいので部材が腐りやすくなる。
オーク [おーく]
オークとはブナ科の落葉樹で、ナラ・カシ・カシワなどの広葉樹を指すが、ナラを指すことも多い。
マラは木目がはっきりとしているのが特徴で、建材や家具などにおおく使われる。
オーバーハング [おーばーはんぐ]
オーバーハングとは2階が1階より張り出すように設計された形態。逆に2階が1階より引っ込んだ形態を「セットバック」という。
大引き [おおびき]
大引きとは床の構造の一部で根太を支えてその目方を地面に伝える役目をする。通常90㎝程の間隔で入れ、根太と直交するよう配置する。大体9㎝角くらいの部材。
オープン外構 [おーぷんがいこう]
オープン外構とは敷地の周囲に塀や垣根を作らない、開放的な敷地回りのこと。道路から建物が丸見えになるが、アメリカの一戸建て住宅では一般的。 日本でも、最近は塀や垣根の高さの低い、オープン風外構が主流になっている。
オープン型キッチン [おーぷんがたきっちん]
オープン型キッチンとはイニングまたはリビングダイニングの一部にキッチンがあるタイプ。キッチン専用の部屋がないので、小さな家や他の部屋を広くしたいとき有利。
ダイニングテーブルがあれば、作業台として使用できたり、家事をしながら家族とのコミニケーションをはかれるメリットもあるが、ダイニングに煙や臭いが流れ出ることや、 また、散らかりがちなキッチンがリビングから見えるデメリットもある。
オープンリビング [おーぷんりびんぐ]
オープンリビングとは玄関ホールと居間との間に間仕切りがないリビングの形態を呼ぶ。全室暖房を行う北国の住宅や、温暖地での住宅でよく見られる間取り。 最近では、応接空間の充実やスペースの有功利用を意図したものが普及しつつある。
オール電化住宅 [おーるでんかじゅうたく]
オール電化住宅とはガスの代わりに、給湯や調理をすべて電気で行う住宅のこと。
給湯には電気温水器、コンロにはIHクッキングヒーターなどを利用する。集合住宅や高齢者の住まいに、安全を考慮して利用されることも多い。
オスモカラー [おすもからー]
オスモカラーとはドイツのオスターマン&シャイベイ社がつくるフローリング用の塗料。
自然の植物油とワックスでつくられているので、有害なホルムアルデヒドを発生しない。高い耐候性と撥水性をもつ。
落とし掛け [おとしがけ]
落とし掛けとは床の間の上部に床と平行に入れる部材のこと。
折り上げ天井  [おりあげてんじょう]
折り上げ天井とは天井の中央部分を回り縁より高く仕上げたもので、寺社建築によく見られる。
折戸 [おりど]
折戸とは扉自身が折りたためるようになったもの。

カ行

階高 [かいだか]
階高とは下階床高(FL)から上階床高(FL)までのこと。
かき落とし [かきおとし]
かき落としとはモルタル等の厚めに塗った壁材の表面をかき落として、独特の微妙な凸凹を出す仕上げ方。仕上げはきれいで塗り厚もしっかりしている。
確認申請 [かくにんしんせい]
確認申請とは建物を建てる場合、建築基準法に適合していなければならない。それには法規に適合しているかどうか必要な図面等をつけて申請し、役所で確認してもらう必要がある。若干の例外はあるが、確認申請はすべての建物に要求される。確認を受けない建物は建築することができない。
家事コーナー [かじこーなー]
家事コーナーとは台所や食堂に接して、アイロンがけや家計簿をつけたりするためのカウンターを設けたり、洗濯機などの機器を設けた家事専用のスペース。
瑕疵担保責任保険 [かしたんぽせきにんほけん]
瑕疵担保責任保険とは請負者の仕事の目的物に瑕疵があった場合、請負者が負う責任を担保する保険。
仮設工事 [かせつこうじ]
仮設工事とは建築工事に必要な一時的な施設や設備の工事。工事が終われば撤去する。
型板ガラス [かたいたがらす]
型板ガラスとは表面に凸凹模様のあるガラス。
可動間仕切り [かどうまじきり]
可動間仕切りとは建物を傷めないで必要に応じて取り付け取り外しができる間仕切り。 家族数の変化や生活様式の変化に対応して、部屋の仕切りを変えることができる。子供部屋や居間と食堂の間に設置するものが多い。
矩計図 [かなばかりず]
矩計図とは建物の一部を切断して、各部の寸法、仕上がり、部材の寸法等を細かく記入した図面。
壁強さ倍率 [かべつよさばいりつ]
壁強さ倍率とは木造の耐震診断に用いる壁の強さを表す指標。
框 [かまち]
框とは床の間や玄関の部分に横に入れる化粧材のこと。いろいろな銘木や塗り物の材料を用いる。
鴨居 [かもい]
鴨居とは障子、ふすまを入れる部分の溝のある上側の部材のこと。
カラ-ベスト [からーべすと]
カラーベストとは薄いスレ-ト板を重ねて張ったもので、独特のイメ-ジがある。
瓦 [かわら]
瓦とは古代に寺院建築と共に中国から伝来した、粘土を焼成してつくる屋根葺き材。 「燻瓦」「釉薬瓦」と粘土以外の「セメント材」「スレート材」などがあり、用途によって平瓦・丸瓦・軒瓦・けらば瓦・鬼瓦などがある。 また、形の違いで「和瓦」と「洋瓦」があり、「洋瓦」には、「S型瓦」「スペイン瓦」「フランス瓦」等に分類される。
換気設備 [かんきせつび]
換気設備とは最近の住宅は断熱性向上の為、高気密になっており、従来の住宅以上に換気の必要性が増している。 換気の方法には、窓などの開口部からの自然換気と、換気扇などによる機械換気がある。
機械換気には、生活臭や炭酸ガスを排出することを目的とした全体換気と、コンロのそばに設けられるような局所換気がある。 換気の際、新しい空気と熱交換を行い、屋内の熱を外へできるだけ逃がさない換気システムもある。
乾式工法 [かんしきこうほう]
乾式工法とは内外壁の仕上げや下地にモルタルや土壁など、水を含んだ材料を使用せず、工場で生産された外壁材や、合板などを現場で取付ける工法。 乾燥待ちの必要がないので気候に左右されず工期を短縮できる。また、乾燥による伸縮の影響を受けない。工期の短縮が可能。
間接照明 [かんせつしょうめい]
間接照明とは光を一度壁や天井に反射させるので、光源が眼に入らず柔らかい雰囲気が得られる。
基礎 [きそ]
基礎とは建築物を支え地盤に定着させる部分のこと。
軸組下部に設け、外周基礎はコンクリートの布基礎とし、主要な間仕切りの下や浴室などの水を使う部分の周囲にも用いる。 不同沈下を生じないようにし、地震力、風圧力などの水平荷重に対しても安全な構造にする。また、建物の自重及び建物に加えられる外力を地盤に伝達する。
基礎高 [きそだか]
基礎高とはGLから布基礎上端までのこと。
北側斜線制限 [きたがわしゃせんせいげん]
北側斜線制限とは敷地の真北方向から受ける斜線制限で、北側の敷地に日影等の影響が出ないように建物の高さを制限する措置のこと。
基本設計 [きほんせっけい]
基本設計とは基本的な構想を図にまとめたもので、平面・立面図、透視図等から成り、実施設計(実際の工事用図面)を行うための第一段階の設計である。
境界線 [きょうかいせん]
境界線とは敷地と道路、隣地との境を示す線。通常、境界には境界杭という杭を打ち、隣地との境界を明確にする。
強化ガラス [きょうかがらす]
強化ガラスとは通常のガラス(フロートガラスなど)に比べ、商品や厚さによるが、4~5倍の強度をもち、耐熱性にも優れている。
一部に破損が起こると(割れた場合)には、ガラス全面が崩れて破片が粒状となるためガラスによる事故を軽減する。公共施設安全性を必要とする場所に良く使われる。
居室 [きょしつ]
居室とは常時、継続的に使用する部屋をいう。 住宅では居間、ダイニング、ダイニングキッチン、子供室、寝室、老人室等は居室で、台所、浴室、トイレ、洗面所、納戸等は居室としてあつかわない。
躯体工事 [くたいこうじ]
躯体工事とは建築物の骨組みの工事。仕上げ工事・設備工事などの対語。
管柱 [くだばしら]
管柱とは1階または2階のその階にだけ入っている柱のこと。
クックトップ [くっくとっぷ]
クックトップとはガスコンロ(1口)、ガステーブル(2口以上)または電気コンロ等のレンジ上部を占める機器の総称。
蹴上げ [けあげ]
蹴上げとは階段の側面のこと。
珪藻土 [けいそうど]
珪藻土とは植物性プランクトン(藻)が化石化したもので、昔から火に強い土として、七輪、コンロ、耐火断熱レンガの原料として使用されてきた。 そして現在は、ビールやお酒のろ過材として使用されたりしている。主成分はガラスと同じ珪酸質(SiO2)で、平均粒径0.05mmの土に無数の孔があいている超多孔質。 しかも、0.1~0.2μの超微細孔を有するこの土は、「呼吸性(調湿性)」という最大の特性と共に、様々な複合効果を発揮する。
蹴込み [けこみ]
蹴込みとは階段の踏板先端から下の踏板の足の踏込み部分が引っ込んでいる部分のこと。
煙感知器 [けむりかんちき]
煙感知器とは火災感知器のひとつで、煙で警報装置が作動するタイプである。
建築面積 [けんちくめんせき]
建築面積とは建物の真上から光をあてた場合、下に落ちた影の大きさに相当する。従って建物にひとつしかないことになる。
ただし、軒先やバルコニ-といった部分は1m以内の突出は面積に算出されない。また、地階で地盤面1m以下にある部分は除く。
建蔽率 [けんぺいりつ]
建蔽率とは敷地面積に対する建築面積の割合のこと。
建築面積/敷地面積×100=建ぺい率(%)
特定の場所の建ぺい率は、用途地域によって、また場所によって異なることがある。役所の建築課か都市計画課で確認することが必要。
高気密住宅 [こうきみつじゅうたく]
高気密住宅とは建具や天井と壁のジョイント部分からの隙間を少なくし、冷房や暖房の効率をよくした住宅。 隙間を減らすことで、熱損失を少なくし、機械換気等による計画的な換気が前提なので、自然換気のみに頼ると換気量が不足し、 室内空気が汚染される恐れがある。性能を十分に発揮させるためには計画的な換気が必要。
工事請負契約 [こうじうけおいけいやく]
工事請負契約とは工事を施工するにあたって必要とされる内容について、工務店と建主がとり交わす契約のこと。 内容は、請負工事金額、工事期間、請負金額の支払い方法、工事中のトラブルに対する措置等について記載される。
構造計算 [こうぞうけいさん]
構造計算とは建物が外力(自重や地震、風や建物内部に乗せる重さ)に耐えうるか計算で求めて安全な基準値を満たしている事を示した計算のこと。 木造3階建では、原則必要になる。
構造用合板 [こうぞうようごうはん]
構造用合板とは筋かいのかわりに壁に打ちつけて、地震や台風で建物が変形するのを防ぐ目的で使われる、特に強度のある合板のこと。 通常、構造耐力上主要な部分には特類が用いられる。
工程表 [こうていひょう]
工程表とは工事に着手して何カ月、何日で完成されるか、工事中に行われる各種の工事項目別に(木工事、内装工事…等)いつどれだけの時間をかけて行うかという工事のスケジュ-ル表のこと。
コーナー出窓 [こーなーでまど]
コーナー出窓とは出隅部分にガラスを納めるためのサッシを用い、意匠上の効果や室内からの開放感をねらって設けられることが多い。
小屋組 [こやくみ]
小屋組とは屋根になる骨組みを小屋組という。洋小屋と和小屋がある。
屋根荷重は垂木、母屋を通して小屋組に伝えられるが、小屋組は、屋根荷重を支えて柱へ伝え、軸組と一体となって外力に抵抗する。 屋根は雨仕舞(雨水の進入を防ぐこと)をよくするために勾配をつける。
小屋束 [こやつか]
小屋束とは和小屋で母屋を支え、洋小屋ではトラス構造材の垂直材のこと。

サ行

サービスシンク [さーびすしんく]
サービスシンクとは洗面設備に加えて設けられる下洗用の流し。 モップ、おむつ、ぞうきんなどを洗う。家事室の一画やユーティリティ、洗面所、トイレ手洗い部分などに設けられる場合が多い。
サービスヤード [さーびすやーど]
サービスヤードとはキッチンや勝手口のそばに設けられ、洗濯や物干し・ゴミの一時的な置き場、その他の屋外における家事をするところ。 通常、土間をコンクリート等で水はけをよくし、隣戸との間に目隠しを設けることが多い。
採光 [さいこう]
採光とは建築基準法上、居室に求める採光上有効な開口面積である。
サイディング [さいでぃんぐ]
サイディングとは板状外壁材の総称。 乾式工法の主要材料の一つで、施工の合理化に伴い採用されることが多くなっている。 セメントなどを主原料にしたもののほか、断熱材やハードボードなどを芯材に金属板で被覆したものなど多くの種類がある。
在来工法 [ざいらいこうほう]
在来工法とは柱・梁・桁・土台などの軸組部材に木材を用いた軸組工法。
伝統的な木造工法。金物など使用する木造軸組工法も含まれる。
竿縁 [さおぶち]
竿縁とは天井板を支えるための細長い板材。
竿縁天井 [さおぶちてんじょう]
竿縁天井とは竿縁の上に板を張った和風住宅の板天井
サニタリー [さにたりー]
サニタリーとは本来は衛生的であることの意味。一般に建物の衛生スペースである浴室、洗面所、トイレなどをさす言葉として用いられる。
サムターン [さむたーん]
サムターンとは箱錠の部品のひとつで、室内につくひねり金具。これをつまん回転させるとデッドボルトが動き施錠する。またシリンダーと連動し、外側から鍵を操作することにより動く。
サンルーム [さんるーむ]
サンルームとは日光を多く取り込めるように、天井及び壁に大きなガラス窓を設けた部屋のこと。 温室として使ったり観葉植物を置くために居間の床の一部を下げて、タイルを張ったコーナーの場合は、グリーンテラスとも呼ばれる。
明るく楽しい空間として演出するため、サンルームに続くテラスも、同じ仕上材の床とし、屋外と屋内の一体感を図った計画とすることも多い。
仕上げ材 [しあげざい]
仕上げ材とは建物の内装材に使用する、直接目に触れる部分の表面材料。サイディングやタイルなどの外装材も含む。
仕上表 [しあげひょう]
仕上表とは建物の外部の仕上げや建物内部(各室ごと)の仕上げを一覧表にまとめたもの。
シーリング材 [しーりんぐざい]
シーリング材とは目地や隙間に水蜜・気密のために充填する材料のこと。シール材ともいう。
シーリングファン [しーりんぐふぁん]
シーリングファンとは天井扇。室内の空気を循環させる天井に取り付けられた回転する羽根。装飾として設置されることも多い。
市街化区域 [しがいかくいき]
市街化区域とは都市計画を実施するにあたって、乱開発を阻止し環境を保全し、人口の枠を決めるため都市を2分割する必要がある。 つまり、開発すべき場所(市街化区域)と開発しない場所(市街化調整区域)に区分するわけだ。市街化調整区域には一般の住宅等は建てられないことになっている。
直張り [じかばり]
直張りとは下地を使わず、直接仕上げの壁装材を張ること。
敷居 [しきい]
敷居とは溝を彫って戸や障子、襖などの建具を建て込む横木のこと。
磁器質タイル [じきしつたいる]
磁器質タイルとは1300度以上の高温で焼成した硬質タイル。吸水性はほとんどない。磁器タイル。
仕口 [しぐち]
仕口とは構造部材である柱や梁・桁など2つ以上の部材を組み合わせ接合する方法。
仕口は、かかった力の伝達が的確に行われるよう、それぞれにほぞとほぞ穴をつくり、組み合わされる。
次世代エネルギー基準 [じせだいえねるぎーきじゅん]
次世代エネルギー基準とは住宅金融公庫の融資基準のひとつ。公庫融資の中には「省エネルギー基準一般型」と「省エネルギー基準次世代型」がある。 一般型に比べて次世代型は基準が厳しく、融資を受けるにはさらに2割程度のエネルギー削減をする必要がある。
断熱材を厚くしたり、気密工事を行うとともに、気密化で自然換気が減少するのを補うため、24時間換気システムの設置が義務づけられている。
自然材料 [しぜんざいりょう]
自然材料とは木材・紙・草・タイル・石・土など自然の素材でつくられた材料のこと。 無垢の木をはじめ、和紙やタイル、大理石などの石のほか、月桃やケナフという草を原料とした壁紙、コルクや麻、ココヤシを原料とした床材、 亜麻仁油と松樹脂などからつくられたリノリウム、竹や籐を使った床材、漆喰や珪藻土がある。
自然塗料 [しぜんとりょう]
自然塗料とは植物成分および無害顔料成分で構成された塗料。
渋ガキの絞り汁を使った防腐剤の柿渋、ミツバチの巣をとかしてつくったツヤ出しに使う蜜蝋、炭焼きの煙から取れる防腐剤となる木酢液、 植物油などでつくられたフローリング用の塗料などがある。
地鎮祭 [じちんさい]
地鎮祭とは着工前に敷地の神を鎮め、工事の無事を祈って行う儀式。
漆喰 [しっくい]
漆喰とは消石灰を主原料とし、これに水・砂などを混ぜて練り上げた壁の材料。左官材。壁や瓦屋根に用いる。
シックハウス症候群 [しっくはうすしょうこうぐん]
シックハウス症候群とは住まいの壁や床、構造体、家具などの材料に含まれる化学物質で汚染された室内の空気が原因で起こる健康障害。
住宅の機密性が高まったことにより、増える傾向にある。
地盤保証 [じばんほしょう]
地盤保証とは住宅会社などがおこなう地盤についての保証システム。 施工と同一の会社または、同社の指示のもとで地盤調査を行い、提案された適切な基礎の仕様にし、基礎補強や地盤改良工事などをした上で、 施工された建物に万一不同沈下に起因するなど損害が発生した場合、建物の修復工事や仮住まいに必要な費用などを保証する。
地袋 [じぶくろ]
地袋とは、違い棚の下などに設ける床面に接してつくられる建具付の袋戸棚。
JAS [じゃす]
JASとは日本農林規格。農林物資規格法に基づいて定められた農林物資の関する標準規格。
集成材 [しゅうせいざい]
集成材とは人工的に乾燥させて大きな節や割れを取り除いた角材や、板を重ねて接着したもの。 強度に優れ、柱などの構造材や造作材に使われる。
住宅完全保証制度 [じゅうたくかんぜんほしょうせいど]
住宅完全保証制度とは全国の住宅建設業者を対象とした制度で、工事を依頼している建設会社がこの制度に加盟していれば、万が一建設会社が倒産しても、工事の続行が保証される。 倒産した建設会社に変わって別の業者が工事を請け負い、その工事費用は保険などでまかなわれる仕組み。
こうした制度は(財)住宅保証機構といった第三者機関やフランチャイズの本部が行っている。 この制度を利用するためには、着工前に取扱機関と建設会社、施主との間で一定の手続きが必要。
上棟式 [じょうとうしき]
上棟式とは棟木(屋根の頂上に渡される横木)を上げる(棟上げ)とき、無事に工事が完了することを祈って行われる祭礼。
ジョリパッド [じょりぱっど]
ジョリパッドとはアクリル系壁仕上げ材。内装用だけでなく、外装用もある。ローラーの種類を変えることとで、さまざまなパターン模様をつくることができる。
真壁(大壁) [しんかべ(おおかべ)]
真壁(大壁)とは日本の伝統的な壁のつくり。 柱や梁が室内にあらわれているので、構造材が空気に触れ、温度調整しやすいので耐久性がよいと考えられている。 これに対して、柱が外部に現れないように仕上げた壁を大壁という。
筋交い [すじかい]
筋交いとは地震力や風圧力などの水平荷重による軸組の変形を防ぐために対角線方向に入れる部材で、建物全体を強固にするために必ず入れる。 釣り合いをよく配置し、ねじれを生じないようにする。
墨出し [すみだし]
墨出しとは工事の進行に必要な線・形や寸法を表示すること。一般に大工が墨つぼを用いて墨で表示するところから、墨出しと称する。
スロープ [すろーぷ]
スロープとは傾斜路のこと。階段に代わる傾斜路は基準法では勾配1/8を超えないこととされているがハートビル法では勾配1/12と厳しくなっている。
性能評価 [せいのうひょうか]
性能評価とは品確法に基づき平成12年10月に開始。 法律に基づき住宅の性能を相互比較ができたり、性能上の要求が設計者、施工者と共通に確認され望みどおりの住宅を建築することを目的に実施される。
積載荷重 [せきさいかじゅう]
積載荷重とは建物の床に載る荷重。人や家具等の荷重で建築物の実況に応じた数値にしなければならない。 建物の用途によって建築基準法によって決められている数値にすることもできる。床の場合、大梁、柱または基礎の場合、地震の場合の順に小さくなる。
積雪荷重 [せきせつかじゅう]
積雪荷重とは積雪によって建物に加わる荷重。 建設地によって設計数値が決められている。多雪地域では長期時、短期時で組み合わせ係数が異なり積雪荷重は違うものになる。
施工図 [せこうず]
施工図とは設計図書に基づいて、実際に仕事ができるよう細部を図示したもの。 原寸図・工作図・取付図・割付図などがあり、建物そのものを表現する図面に限られ、ふつう現場で作成される。仮設計画図・山止め計画図、型わく計画図のような施工法を示す図面は含まれない。
石膏ボード [せっこうぼーど]
石膏ボードとはプラスタボードともいい、図面などではPBと表記される。 芯材に石膏を入れ、その両面と側面をボード用紙で被覆した板。耐火・防火・遮音性能をもち、室内の仕上げ下地としてよく使われる。
接道義務 [せつどうぎむ]
接道義務とは建築基準法43条の規定で、原則、建築物の敷地は幅員4m以上の道路(法42条1項に規定する道路)に2m以上接しなければならない。 ただし例外として、敷地の周囲に広い空地がある場合など、特定行政庁が交通上、安全上、防火上および衛生上支障がないと認めて建築審査会の同意を得て許可したときは、 接道義務の必要ない。
セミオープン型キッチン [せみおーぷんがたきっちん]
セミオープン型キッチンとはキッチンとしての専用スペースを、リビングやダイニングと完全に仕切らず、吊り戸棚や高いカウンターでスベースを取り、ある程度のつながりがあるキッチンタイプのこと。
セントラルヒ-ティング [せんとらるひーてぃんぐ]
セントラルヒーティングとは建物の1カ所にボイラ-(水を温めて温風をつくる機械)を設け、そこから各部屋に温風や冷風を送り、各室の吹き出し口や器具で家中の暖冷房を図るシステム。
ソーラーハウス [そーらーはうす]
ソーラーハウスとは給湯、暖房、冷房に太陽熱を利用した住宅。大きく分けると4種類ある。●パッシブ型●太陽光発電型●会員企業●割増融資
素地仕上げ [そじしあげ]
素地仕上げとは透明な塗料を用いて、木材の風合いのまま仕上げること。
外付けサッシ [そとづけさっし]
外付けサッシとは和室等に使うサッシュで障子の外側に取り付けるタイプ。

タ行

耐火建築物 [たいかけんちくぶつ]
耐火建築物とは鉄筋コンクリ-ト造のような耐火性のある材料で主要部分をつくり、窓、出入口に網入りガラスや防火扉をつけるなど、建物全体として耐火性の高い建築物をいう。
耐震診断 [たいしんしんだん]
耐震診断とは既存建物の耐震性の判定を行うこと。 最近は地震被害の影響もあり、関心が高まっている。木造の場合は一般診断と精密診断がある。一般診断は必要壁量と存在壁量の検討になり、精密診断は保有水平耐力と限界耐力を基本とした診断法方法である。
耐力壁 [たいりょくへき]
耐力壁とは鉛直荷重や水平荷重に抵抗する壁。 鉄筋コンクリート造の耐力壁では、壁圧12~21cm程度のものが多く、ふつう縦筋と横筋を格子状に単筋式または複筋式として配筋する。 補強コンクリートブロック造の耐力壁では建築基準法で規定された壁厚をもち、鉄筋で補強された壁。
大理石[だいりせき]
大理石とは石灰岩が変性作用を受けてできた変成岩の一つ。建築や装飾用の石材として広く使われる。中国雲南省の大理から産して名づけられたが、イタリアが最大の産地。
ダウンライト[だうんらいと]
ダウンライトとは埋込み灯ともいう。天井面に器具を埋め込んで照明するライト。
畳寄せ[たたみよせ]
畳寄せとは畳または板敷きの境界として、柱間の壁下に設けた横木で敷居と同一平面にあるもの。
畳割[たたみわり]
畳割とは規格化された一定の大きさの畳を基準に、各室の大きさを決定して柱の位置を決定する平面計画法。
タッセル[たっせる]
タッセルとはカーテンを引き寄せたときに、束にまとめるのに使う帯や紐。カーテンと共布でできた帯や房のついた紐がある。
縦すべり出し窓[たてすべりだしまど]
縦すべり出し窓とはケースメントとも言う。内側に設けたハンドルを回転させて窓を開閉する。左勝手、右勝手タイプがあり、ピクチャアフレームと組み合わせて単独で用いる場合がある。
垂木 [たるき]
垂木とは小屋組の一部で、屋根の板(野地板)のすぐ下に滴の流れる方向に入れる部材のこと。大体45㎝間隔で入れる。
暖色[だんしょく]
暖色とは感情効果により暖かく感じさせる色。色相環上においては赤から黄にいたる色で、緑と紫で寒色と分けられる。
チーク[ちーく]
チークとはインドネシア、マレーシア、タイなどを産地とするクマツズの葉広葉樹。虫害などに強く、狂いが少なく加工しやすい ため、船舶のデッキから内装材、構造材、家具まで用途が幅広い。
違い棚[ちがいだな]
違い棚とは床の間脇の柱間に多くに見られる、複数の棚板が高さをかえて段状についている和風の棚。
地耐力 [ちたいりょく]
地耐力とは地盤が構造物を支持できる強度。 地耐力を測る地盤の調査には主に3つある。Nc、Nrなどの支持力係数を用いる方法、平板載荷試験に基づく方法、スウェーデン式サウンディングを用いる方法がある。
地中梁 [ちちゅうばり]
地中梁とは鉄筋コンクリートの独立基礎の移動・ねじれ・不同沈下を防ぐ目的で、基礎相互を連結する梁。 構造計算で柱脚を固定にする場合には、必ず用いるもので、柱脚に生じるモーメントを負担する。
中京間[ちゅうきょうま]
中京間とは名古屋を中心とする地方での畳の基準尺。畳割の場合で6×3尺。
直接照明 [ちょくせつしょうめい]
直接照明とは90%以上の光が直接照らされるので、陰影が強く出る。
束 [つか]
束とは木造住宅などで母屋、大引を支える部材である。母屋を支える部材を小屋束、大引を支える部材を床束という。
天袋[てんぶくろ]
天袋とは棚の上側にある袋だなをいう。天井に接する吊戸棚。
ドアクローザー[どあくろーざー]
ドアクローザーとはドアチェックともいう。窓を閉めるときに、扉の速度を自動的に調節して静かに戻す装置。扉の上片に取付け、アーム部を上部に固定する。
戸当たり金物[とあたりかなもの]
戸当たり金物とはドアストップ、またはドアストッパーともいう。おもに開用金物のひとつで、扉を開けたときに、壁にノブやドア本体が当らないようにするためにとりつける。取付けには床付け、巾木付けとその2つの兼用などがある。
ドーマー[どーまー]
ドーマーとはドーマーウィンドウともいう。西洋式の住宅で、屋根裏部屋の彩光のために天井に設けられた屋根裏窓。屋根の傾斜に合わせて突出した形状をもつ。
床がまち[とこかまち]
床がまちとは床の間の床の手前につけられる化粧木。床板あるいは床の畳の端を隠すためのもの。
床の間[とこのま]
床の間とは座敷飾りの1つ。掛け軸、花、香炉などを飾るところ。
床柱 [とこばしら]
床柱とは床の間に用いる柱で、化粧用の部材。
都市計画法 [としけいかくほう]
都市計画法とはその他市街区域、促進地域などを定めた法律
トップライト[とっぷらいと]
トップライトとは上方からの採光のことで、特に天井や屋根に設けた窓を通じて、屋内に差し込む自然光を彩光することをいう。一般的に天窓自体のことをこう呼んでいる。側窓よりも効率的な彩光ができる。
トラップ[とらっぷ]
トラップとは衛生設備器具に近い排水配管の一部に水をためて、臭気の逆流を防止する装置のこと。

ナ行

内装制限[ないそうせいげん]
内装制限とは建築物の火災を最小限に防ぐために建築基準法が定める制限で、室内の壁や天井仕上げを不燃性または準不燃性とするもの。
内装用タイル [ないそうようたいる]
内装用タイルとは、建物の内装(壁または床)用のタイルで、吸水率1%以下の磁器質、5%以下の炻器質、22%以下の陶器質があるが、半磁器質、硬質陶器質と呼ばれるものを含め多くの内装用タイルは陶器質である。内装用タイル【ないそうようたいる】
ナイトテーブル [ないとてーぶる]
ナイトテーブルとは、ベッドの脇で照明スタンドを卓子。ナイトテーブル【ないとてーぶる】
内部結露[ないぶけつろ]
内部結露とは壁面などに水蒸気が水滴となって付着する結露のうち、表から見えない壁体内や断熱材に生じるもの。
ナイロン [ないろん]
ナイロンとは、耐磨耗性、耐久性に優れた特性をもつ合成繊維で、オフィスやホテルなどのコントラクトカーペットの主力素材となっている。摩擦や折り曲げに強く、カビや虫害を受けない反面、肌触りが粗く帯電しやすい性質があるためステンレススチールの糸を織り込むなどの制電加工(帯電防止)が必要である。ナイロン【ないろん】
長手[ながて]
長手とは材の寸法のうち、長いほうを指す。
中敷き[なかじき]
中敷きとはカーペットの敷き方の一つで、部屋の中央にのみ敷くもの。センター敷きともいう。
中戸 [なかど]
中戸とは、トオリニワでミセとハシリの境を仕切るものとして設けられる戸。中戸【なかど】
中塗 [なかぬり]
中塗とは、塗面を平滑にするために行うもので、塗膜に肉付感を与えながら研磨をする工程。同塗料をサイディングシーラーという。中塗【なかぬり】
長持 [ながもち]
長持とは、寝具・衣類の収納を目的とする蓋付きの大型の櫃。長持ちが嫁入り道具として使われたのは室町時代からという。長持【ながもち】
流造[ながれづくり]
流造とは、切妻造の平入りでゆるやかな反りをもつ屋根が特徴。神明造を基本にして平安時代に成立。加茂神社の本殿がこの代表例。
長押 [なげし]
長押とは鴨居の上部のところに床と平行に部屋を取りまくように入れる化粧材のこと。
梨子地塗 [なしじぬり]
梨子地塗とは、漆塗面に金銀の粉を蒔き、透明の漆をかけて仕上げるもので、仕上りがナシの肌に似ているところからその名がある。梨子地塗【なしじぬり】
ナトリウムランプ [なとりうむらんぷ]
ナトリウムランプとは、ナトリウムとアルゴンを封入した高輝度ランプで、HIDランプ中、もっとも効率が良い、白熱ランプに近い高演色型や単色光の低圧型のランプも開発されている。ナトリウムランプ【なとりうむらんぷ】
生ゴミ処理機 [なまごみしょりき]
生ゴミ処理機とは生ゴミを脱水、圧縮、冷凍、乾燥、焼却などの方法で処理したり、細菌により分解し、肥料とする機械。
波板ガラス[なみいたがらす]
波板ガラスとは波板に成型したガラスのこと。板ガラスにくらべて丈夫で、透過光をやわらげる。
楢 [なら]
楢とはブナ科の落葉高木。山野に自生。材は家具や造作材、合板に使われるほか、炭に用いる。
難燃材料 [なんねんざいりょう]
難燃材料とは一般には難燃合板、難燃繊維板、難燃プラスチック等の材料のことで、建設大臣に認定された材料をいう。
ニードルパンチカーペット [にーどるぱんちかーぺっと]
ニードルパンチカーペットとはカーペットの種類の一つ。繊維を重ねて針で刺し固めてフェルト状にするもの。
逃げ [にげ]
逃げとは木材の取り付けなどに際し、部材の変形やゆがみによるずれや誤差が出ないようにする部分。重なりやすき間を見込んで加工することを「逃げをとる」という。
二段階住宅供給方式 [にだんかいじゅうたくきょうきゅうほうしき]
二段階住宅供給方式とは、集合住宅で躯体(スケルトン)と内装(インフィル)を分けて供給する住宅供給制度。住まい手の多様なニーズに対応し間取りや仕上げを自由にできるよう躯体分譲後に居住者と打合せをしながら内装を完成させていく方式が導入された。二段階住宅供給方式【にだんかいじゅうたくきょうきゅうほうしき】
日影規制 [にちえいきせい]
日影規制とは建築基準法で住宅市街地の日照を阻害する建築を規制したもの。
日影曲線 [にちえいきょくせん]
日影曲線とは垂直に立てた棒の先端が水平線に落とす影の軌跡。建物の日影や窓からの日照の確認に使われる。
二丁掛けタイル [にちょうがけたいる]
ニ丁掛けタイルとはれんがの小口の2枚分に、目地幅を加えた寸法のタイル。 60mmX227mm、厚さは外装用5~15mm、内装用4~8mm、床用7~20mm。主として外装用であるが、内装にも用いる。
ニッケルメッキ [にっけるめっき]
ニッケルメッキとは、防錆性に優れた特性から鉄鋼、黄銅その他の金属の防錆処理や他のメッキ下地に多用されている。ニッケルメッキ【にっけるめっき】
ニッチ[にっち]
ニッチとは壁を削ってつくった小さなくぼみを指す。 絵や花瓶などを飾ることが多い。
庭灯籠 [にわとうろう]
庭灯籠とは、露地の踏面明りとして茶庭に用いられた茶人好みでは利休、織部など、形では六角形、八角形、ひし形、円形、三角形、長方形などがあり、意匠の上では置灯ろう、活込み灯ろう、釘うち灯ろうなどがあり、全体の形からはそで形、とま屋形、雪見形、琴柱形などがある。
人間工学[にんげんこうがく]
人間工学とは人間の身体的、心理的特性に適合した機械や道具の設計をめざす学問。作業者の負担を減らし、 能力を向上させ、また安全性を高めることを目的とする。
貫 [ぬき]
貫とは柱と柱、束と束の間を横につらぬく材。位置によって、頭貫、内法貫、地貫などと呼ばれる。
布基礎 [ぬのきそ]
布基礎とは木造住宅で、壁の下にあたる位置に連続的に設けた基礎のこと。
塗りごめ [ぬりごめ]
塗りごめとは、防火のために外部の露出した木部を土壁で覆うこと。漆喰仕上げものをいう。京町家で塗りごめにするのは虫籠の壁とごくわずかにある袖うだつぐらいで、周辺地域の町家のように軒裏を塗りごめることはない。塗りごめ【ぬりごめ】
濡れ縁[ぬれえん]
濡れ縁とは雨戸の敷居の外や外壁の外に設けられた雨ざらしの縁側。
根がらみ [ねがらみ]
根がらみとは柱の根元や束などを連結して安定させる木のこと。
猫脚[ねこあし]
猫脚とは猫の脚のような曲線をもつ椅子やテーブルなどの脚形。カブリオールレッグ。
猫間障子[ねこましょうじ]
猫間障子とは一部分に上げ下げ、あるいは引違い、両引などの小障子をはめ込んだ障子。 本来開く部分にはガラスをいれないため、外部に面したところには用いない。
根太 [ねだ]
根太とは床の構造の一部で、1階の場合床板のすぐ下にあり、床の目方を大引に伝える役目をする。
通常4.5㎝×4.2㎝くらいの部材で、床の目方が大きい時は細目に入れる。30㎝~45㎝の間隔で大引と直角方向に入れる。2階の床の場合、10.5㎝×5~4.5㎝くらいで梁に直接目方を伝える。
根継ぎ [ねつぎ]
根継ぎとは、柱の根元が腐朽あるいは蟻害で損傷したときに、柱の足元を切って部分的に取り替えること。100年以上の町家はほとんどが根継ぎをしていて、4,50年単位で定期的に行っていたことが判る。町家の柱脚は構造上ローラーないしはピンなので低い位置で継ぐことは何ら支障がない。根継ぎ【ねつぎ】
熱可塑性樹脂 [ねつかそすせいじゅし]
熱可塑性樹脂とは、熱を加えると溶解し、冷却すると再び硬化する合成樹脂で、ポリエチレン樹脂や塩化ビニル樹脂などがそれである。熱可塑性樹脂【ねつかそすせいじゅし】
熱硬化性樹脂 [ねつこうかせいじゅし]
熱硬化性樹脂とは、熱によっていったん硬化すると再び加熱しても溶解しない合成樹脂のことである。フェノール樹脂やメラミン樹脂が熱硬化性樹脂を代表する樹脂である。熱硬化性樹脂【ねつこうかせいじゅし】
熱線吸収板ガラス [ねつせんきゅうしゅういたがらす]
熱線吸収板ガラスとは、板ガラスにニッケルやコバルト、鉄などを加え輻射熱を吸収できる機能を付加した省エネ用板ガラスで窓ガラスほか、間仕切り用にも使われている。熱線吸収板ガラス【ねつせんきゅうしゅういたがらす】
熱線吸収ガラス[ねつせんきゅうしゅうがらす]
熱線吸収ガラスとは赤外線吸収ガラスともいい、太陽光線の放熱エネルギーを吸収する板ガラス。透明板ガラスに微量の金属を加えて製造。
熱線反射ガラス[ねっせんはんしゃがらす]
熱線反射ガラスとは太陽光線の放射エネルギーを反射する板ガラス。板ガラスの表面に熱反射性のある皮膜をコーティングして製造。
寝包 [ねつつみ]
寝包とは、門または鳥居などの柱の腐食を防ぐため、地に接した部分を巻いたものをいう。
熱伝導 [ねつでんどう]
熱伝導とは物体中を熱が伝わって高温部から低温部へ移動する現象のこと。
眠り目地 [ねむりめじ]
眠り目地とは隙間をあけずに、部材を密着させて仕上げる方法。
ノーマライゼーション [のーまらいぜーしょん]
ノーマライゼーションとは、高齢者も身障者も健常者と同じように平等に暮らしていける社会が正常な姿であるというW.ヴォルフェンス、ベルガーの社会思想をいい、福祉社会への施策に大きな影響を与えた。介護サービス付きのケア福祉住宅のシルバーハウジングや出入口の段差や滑りやすい床などの物的障壁をなくしたバリアフリー設計はその実現された例である。ノーマライゼーション【のーまらいぜーしょん】
軒桁 [のきげた]
軒桁とは軒の垂木を支える横木。
軒高 [のきだか]
軒高とは地面から軒の敷げたの上までの高さをいう。
野地板 [のじいた]
野地板とは屋根葺き材の下地の板。
のし瓦 [のしがわら]
のし瓦とは屋根の棟に積まれる平瓦。
ノックダウン家具 [のっくだうんかぐ]
ノックダウン家具とは、運搬やストックに便利なように家具の主要部分を分解し、付属の締結金具で簡単に組立ができるように設計された家具をいう。ノックダウン家具【のっくだうんかぐ】
野縁 [のぶち]
野縁とは天井板の裏に隠れている部分に用いる細長い材。
野縁受け [のぶちうけ]
野縁受けとは野縁と吊り木の間で野縁を補強する役割の部材。
ノブ・レバーハンドル [のぶ・ればーはんどる]
ノブ・レバーハンドルとは、取手の形状の種類で、握り玉形状の取っ手をノブといい、その多くは空締りを解く機構を内臓している。梃子(てこ)式の取っ手のレバーハンドルは握力の弱い高齢者にも操作しやすい。ノブ・レバーハンドル【のぶ・ればーはんどる】
延床面積 [のべゆかめんせき]
延床面積とは各階の床面積の合計をいう。駐車場は延べ床面積の5分の1未満であれば、床面積に算入しなくてよいというル-ルがある。
建築物の面積は建物の外周で計算するのではなく、壁もしくは柱の中心で囲まれた部分で計算する。
法[のり]
法とは①基準とする長さ。尺度。差し渡しの寸法。距離。道のり。②土木工事で、切り土や盛り土などの斜面の傾斜のこと。
ノンスリップ [のんすりっぷ]
ノンスリップとは階段の滑り止め用に段板に取り付ける部材。

ハ行

配置図 [はいちず]
配置図とは敷地内での建物の位置、方位、道路との関係等を示す図面のこと。
ハケ引き [はけびき]
ハケ引きとは塗り付けたモルタルの表面をブラシでこすって表面に軽く凸凹をつけること。
幅木 [はばき]
幅木とは壁と床の間に床と平行に入れる部材のこと。塗の保護と、壁と床の間に隙間がでるのを防ぐ。
破風板 [はふいた]
破風板とは神社の屋根の両端部には、屋根を突き破ったように二本の板が交差して突きでている。 これを千木「ちぎ」という。この千木と屋根の下方でつながっているのが破風である。
火打梁 [ひうちばり]
火打梁とは2階の床下の梁や胴差しの隅のところに斜めに入れて、地震等による建物の変形を防ぐ部材。火打ちは木材だけではなく金物もある。
日影規制 [ひかげきせい]
日影規制とは建築基準法第56の2条に基づく規制。近隣に及ぼす日影を規制するために制定された。提出する図面として時刻日影図、等時間日影図等がある。
吹き抜け [ふきぬけ]
吹き抜けとは建物の一部、上階の床を抜き去って空間を立体的に見せるスペースのことをいう
複層ガラス [ふくそうがらす]
複層ガラスとは2枚のガラスが間をあけて固定されている。
不燃材料 [ふねんざいりょう]
不燃材料とは一般的にはコンクリ-ト、レンガ、瓦、石綿スレ-ト、鉄鋼、アルミニウム、ガラス、モルタル、しっくい等を指すが、 それ以外に商品としてさまざまな原料による不燃材があり、いずれも耐火試験によって不燃性を確認した上、建設大臣から認定番号を与えられるようになった材料をいう。
踏面 [ふみづら]
踏面とは階段の上面のこと。
麩屋格子 [ふやこうし]
麩屋格子とは、出格子の一種で、麩屋や豆腐屋によく見られる麩屋格子。内側に水場、七輪場、揚げ場などの作業台が据えられており、水仕事ができるように障子にも油紙が使われている。
フロ-リング  [ふろーりんぐ]
フローリングとは間等の床の仕上げに張る比較的幅のせまい板のことで、カリン、ナラ、ブナ等の硬い材料のもから、 パイン、杉、檜などのやわらかいものまでいろいろな材質のものがある。
同じ材料の切れ端を接着剤で何層にも張り合わせた合成タイプや、一枚の板で作られている無垢タイプのものなどがある。
補強金物 [ほきょうかなもの]
補強金物とは木造の継手や仕口部で接合部の補強や材の脱落防止のために用いられる金物。柱脚接合部に用いられる主なものとして、ホールダウン金物がある。
保有距離 [ほゆうきょり]
保有距離とは建物の外壁面から境界線まで、一定の距離をあけなければならないという法律。 第1種住居専用地域にのみ適用され、1mか1.5mのどちらかが指定される。なお、一般の住宅地では民法で50㎝と定められている。

マ行

柾目 [まさめ]
柾目とは樹幹の年輪に対して直角方向に板取りした板材の木目のこと。 木目が直線に通っており、狂いがなく端正で美しい表情が特徴。
間柱  [まばしら]
間柱とは柱と柱の間に大体45㎝間隔で入れて壁を取り付けるのに用いる部材。一般には柱の3分の1の厚みで、柱の幅と一緒のものを用いる。
回り縁 [まわりぶち]
回り縁とは壁と天井の間に入れる部材のこと。
磨き丸太 [みがきまるた]
磨き丸太とは床柱等に用いる杉の丸太。皮をむいて磨き上げたもの。
見積書 [みつもりしょ]
見積書とは図面にもとづいていくらの工事費で工事を行うかを建主に提出する書面のこと。
内容は各工事項目別に部材を一つ一つ拾い出して、その数量と単価を出し、またどれくらいの手間費が必要かといった工費もそれぞれ明細に記載される。
密着張工法 [みっちゃくばりこうほう]
密着張工法とは特殊な小型振動機を使ってタイルをモルタルに押しこみ、 圧着層の目地部に盛上がった部分を押え目地とする工法。 接着性が向上し、急速に普及している。
宮大工 [みやだいく]
宮大工とは神社・宮殿の建築を専門とする大工。
無垢材 [むくざい]
無垢材とは張り合わせるなどの加工をしていない木材。木材の素材そのもの。
無彩色 [むさいしょく]
無彩色とは有彩色に対して、色相環から外れて明るさのみもつ色。白、黒、灰色など。
棟木 [むなぎ]
棟木とは屋根の1番頂上の部材のこと。
明度 [めいど]
明度とは色の3属性の1つで、色の明るさの度合。
メイプル [めいぷる]
メイプルとはカエデ科の落葉広葉樹。 欧米では高級家具材としてよく用いられる。 特に鳥眼模様のついたバーズアイメープルは人気。欧米のメイプルは白く長い材がとれる。 国産のイタヤカエデは全国に分布し、欧米のものよりやや飴色かかっている。
銘木 [めいぼく]
銘木とは床柱、天井板のように特殊で高級な材料を全般に銘木という。一般に高値。
面皮柱 [めんかわばしら]
面皮柱とは、角に丸みを残した柱。座敷の化粧柱に杉の面皮柱が使われる。数奇屋趣味であるが、時代が古い町家に多い。面皮柱【めんかわばしら】
木質パネル工法 [もくしつぱねるこうほう]
木質パネル工法とは天井、壁、床の面で家を構成する工法。 基本的には2×4と同じだが、ハウスメーカーでは自社開発して工場で生産されるパネルを使用する。 高気密・高断熱で耐震性に優れ、工場生産の利点を生かして短工期で家を建てることも可能。耐火仕様も多い。
木造軸組工法 [もくぞうじくぐみこうほう]
木造軸組工法とは在来軸組工法ともよばれ、土台や柱、梁などを用いて組み立てられる構造形式。 この工法は、日本に古くから伝えられたもので、長い歴史の中で改良、変還してきている。
木造枠組工法 [もくぞうわくぐみこうほう]
木造枠組工法とは基本的には2×4工法や木質パネル工法と同じ、天井、壁、床の面で家を構成する方法。
モザイクタイル [もざいくたいる]
モザイクタイルとは一辺が10~50mmの小型のタイルで、多様な形のものがある。
モジュール [もじゅーる]
モジュールとは建築で設計上基準となる単位寸法。 日本では尺モジュールが使われてきたが、1m単位のメーターモジュールで設計された住宅も増えている。
モノコック鍵 [ものこっくじょう]
モノコック錠とはノブにシリンダーが内臓された錠前で、ラッチボルトがデッドボルトの役割をする。 室内側からは、ノブに取付けたプッシュボタンまたはサムターンで錠の開閉をするものが多い。
母屋 [もや]
母屋とは屋根の3角形の部材を構成している部材を総じて小屋組という。
盛土 [もりど]
盛土とは土を新たに盛ること。盛土の際に数回に分けて土を撒き、その都度転圧を重ねる必要がある。
モルタル [もるたる]
モルタルとは砂とセメントを混ぜたもの。通常、砂2対セメント1か砂3対セメント1の割合に混ぜる。 施工しやすく、コストが安く、また防火性能があるので一般によく用いられている。

ヤ行

焼付乾燥 [やきつけかんそう]
焼付乾燥とは金属の塗装の乾燥法の一つ。塗料を塗りつけてから加熱炉に入れ、120~150度の高温で乾燥させるもの。
役物 [やくもの]
役物とは瓦やタイルなどで、一般的な形状の平物に対して、コーナーなどを整える役目をもつ特殊な形状のものをいう。
ヤグローの快適域 [やぐろーのかいてきいき]
ヤグローの快適域とは8割以上の人が快適と感じる温度の範囲のこと。
雇い核 [やといざね]
雇い核とは雇い核矧ぎで接合する二つの部材の溝にはめ込む木片。
雇い核矧ぎ [やといざねはぎ]
雇い核矧ぎとは木材の接合方法の一つ。接合する部材を凹に加工し、別の部材を中にはめ込んで継ぐもの。
破れ目地 [やぶれめじ]
破れ目地とはタイル張りやれんが積みのパターンで、上下2段以上縦に連続しない目地のもの。馬踏み目地ともいう。
大和天井 [やまとてんじょう]
大和天井とは、化粧の床裏で、ササラ(小梁)と床板で構成される。1階のミセやダイドコの天井に使われる。大和天井【やまとてんじょう】
大和張り [やまとばり]
大和張りとは板を交互に重ね合わせて張る方法で、屋根板、天井板、羽目板などに用いる。
屋根勾配 [やねこうばい]
屋根の勾配は、建築物の用途、外観、梁間の大きさ、屋根瓦材料の種類と形状、寸法、性質、その土地の風速、雨量、積雪量などの気象条件によって決め、勾配n/10(寸)であらわす。
遣戸 [やりど]
遣戸とは鴨居と敷居の溝にはめ込んで左右に引く戸のこと。引き戸ともいう。
U形キッチン [ゆーがたキッチン]
U形キッチンとはU字形にシンク、加熱調理器、冷蔵庫を配列したキッチンのスタイル。
有彩色 [ゆうさいしょく]
有彩色とは色相・明度・彩度からなる色の三属性を併せもつ、黒、灰、白色以外の色。←→無彩色。
ユーティリティ [ゆーてぃりてぃ]
ユーティリティとは家事全般を行う部屋の総称。洗濯やアイロンがけ、家計簿つけなどを中心に行い、作業を効率的にすることが目的の部屋。
床組 [ゆかぐみ]
床組とは根太、大引、小梁、大梁など、木造で床を組む構造のこと。
床暖房 [ゆかだんぼう]
床暖房とは電気や温水を利用する床下組み込み型の暖房システム。
床下換気口 [ゆかしたかんきこう]
床下換気口とは主に木造住宅の布基礎の部分に設けられる小さな開口部のこと。 床下の風通しを良くし湿気を防ぐ目的をもっており、法規では壁の長さ5mごとに設けるよう定められている。
床暖房 [ゆかだんぼう]
床暖房とは床下に熱源を入れて下から部屋を温める暖房のこと。温水式と電気式がある。
床暖用フローリング [ゆかだんようふろーりんぐ]
床暖用フローリングとは、WPC樹脂加工を施して耐熱性を高め、割れや狂いを生じにくくした複合フローリングで、ヒーター内臓型もある。 床暖用フローリング【ゆかだんようふろーりんぐ】
床束 [ゆかつか]
床束とは床の構造の一部で大引から垂直に地面に下ろし、束石を通じて床の目方を地盤に伝える部材のこと。
床面積 [ゆかめんせき]
床面積とは各階ごとの面積のこと。吹き抜けのような部分は通常面積に入れない。また十分外気に開放され、かつ、明らかに屋内用途に供しない部分も含まれない。
床用タイル [ゆかようたいる]
床用タイルとは、階段を含む床に用いるもので外装用と同じく磁器質か炻器質が用いられる。歩行性や耐摩耗性、耐衝撃性が要求される床用タイルでは、 転倒防止のため滑りにくいものを選定することが重要である。床用タイル【ゆかようたいる】
雪見障子 [ゆきみしょうじ]
雪見障子とは上げ下げできる小障子を下方に設けた明り障子。外側にはガラスをはめる
油性ペイント [ゆせいぺいんと]
油性ペイントとは顔料に乾性油やボイル油を入れて練った塗料。油性塗料ともいう。
ユニット家具 [ゆにっとかぐ]
ユニット家具とは基本となるユニットを自由に組み合わせて構成する組み立て式家具のこと。
ユニティ [ゆにてぃ]
ユニティとは統一、一致の意味で、デザインをまとまりよく調和させること。
ユニバーサル型ダウンライト [ゆにばーさるがただうんらいと]
ユニバーサル型ダウンライトとは、照射角度が自由に調整できるスポットライト型の器具で、目玉のような形状でアイボール型と呼ばれるのは同型の例。 ユニバーサル型ダウンライト【ゆにばーさるがただうんらいと】
ユニバーサルデザイン [ゆにばーさるでざいん]
ユニバーサルデザインとは年齢や障害の有無を問わず、誰もが安全かつ健康に暮らせるように配慮されたデザインのこと。 基本的には段差のない床や広い廊下、手摺を設けた階段・浴室・便所などの工夫を指す。 その他滑りにくい床材や、建物全体の温度差を一定に保つ工夫など、設計プランだけではなく、建築材料や設備機器、インテリアまで含めた総合的な配慮が求められている。
洋小屋 [ようごや]
洋小屋とは陸梁、合掌、つり束、方杖などの部材でトラスを形成する様式の小屋組で、比較的大きな空間をつくることができる。
養生 [ようじょう]
養生とは事の途中ですでに仕上がった部分や部材が痛んだり傷ついたり、汚れたりするのを防ぐため、カバ-をかける等の保護をすること。 取り壊し等によるじんあいや、また取り壊し中の建物の部材等が落下して、隣接している家屋に被害を与えないよう保護することも指す。
容積率 [ようせきりつ]
容積率とは敷地面積に対する延べ床面積の割合のこと。
延べ床面積/敷地面積×100=容積率(%)
建ぺい率と同様に用途地域と場所によって異なる。
用途地域 [ようとちいき]
用途地域とは市を利用目的に応じて地域区分し、それぞれの地域においてその用途にふさわしい建物を許し、目的に合わない建物を制限する。
現状の用途地域は、第1種低層住居専用地域、第2種低層住居専用地域、第1種中高層住居専用地域、第2種中高層住居専用地域、第1種住居地域、 第2種住居地域、準住居地域、近隣商業地域、商業地域、準工業地域、工業地域、工業専用地域がある。
擁壁 [ようへき]
擁壁とは土砂の崩壊を防止するために、切土、盛り土などのがけを側面から支える構造物。コンクリート造・鉄筋コンクリート造・石造などがあり、 構造上からの次の種類がある。重力式擁壁・半重力式擁壁・L形擁壁・反T形擁壁・控壁式擁壁。
反T形擁壁は、高さ6m程度まで用いられる。
汚れ防止壁紙 [よごれぼうしかべがみ]
汚れ防止壁紙とは、ポリエステル系のフィルムをラミネートしたり、アクリル系やフッ素の樹脂をコーティングして、付着した汚れを拭きやすいよう表面処理した壁紙。 汚れ防止壁紙【よごれぼうしかべがみ】
寄棟 [よせむね]
寄棟とは棟の両端から四方の隅に流れる形式の屋根。
嫁隠し[よめかくし]
嫁隠しとは、ハシリニワのかまどやの付近に立つ衝立。目隠し、見切りともいう。嫁隠し【よめかくし】
与力窓 [よりきまど]
与力窓とは、菱子の横格子で与力窓または武者窓といわれる。名前からわかるとおり、江戸時代、奉公などの下で同心を指揮した与力の役宅の窓格子である。 屋敷の規模に応じてこの窓がいくつか開けられていた。与力窓【よりきまど】

ラ行

ライトコート [らいとこーと]
ライトコートとは建物の中心部分に採光や通風のために設けられた吹抜けスペースのこと。中庭の一種。 ライトコートに面する窓を設けることで、室内に光が取り入れられる。
ライティングダクト[らいてぃんぐだくと]
ライティングダクトとは連続的なコンセントのように使えるスポットライト用の配線器具で、任意の箇所から電気を取り出したり、照明をつけたりできる。
ライティングビューロー[らいてぃんぐびゅーろー]
ライティングビューローとは上部に扉付きの書棚をそなえた机で、水平に開いた扉を甲板として使うもの。
ライフサイクル[らいふさいくる]
ライフサイクルとは①人間の一生を出生・成長・結婚などの過程に分けたもの。②ある製品の開発・発展普及・衰退といった一連の過程のこと。
ライフステージ[らいふすてーじ]
ライフステージとは人間の一生の各段階のことで、幼年期・少年期・青年期・壮年期・老年期などがあり、家族の生活としては新婚期・育児期・教育期・老夫婦期などがある。
楽焼[らくやき]
①低い湿度で焼いた軟質の陶器。安土桃山時代に京都の長次郎がはじめたとされる。赤楽・黒楽・白楽などがある。じゅらく焼き、また単に楽ともいう。②一般に素人がつくる低火度の陶器。
ラス[らす]
塗り壁などの下地にする木摺や金剛のこと。
ラスター[らすたー]
ラスターとは光沢やつや。また、光沢を出す薬剤や陶器の釉薬。
ラスボード[らすぼーど]
ラスボードとは塗り壁の下地に使う穴あき石膏ボード。
ラッカー[らっかー]
ラッカーとはニトロセルロースなどに樹脂や顔料などを加えてつくった塗料。乾燥が速く、耐水性があり、金属や木工に広く使われる。
ラッチボルトロック[らっちぼるとろっく]
ラッチボルトロックとは、空締り機構のみの空締り錠で、空錠ともいう。浴室やトイレなど本締りを必要としない所に使用する。
螺鈿[らでん]
漆塗りの技法の一つ。夜光貝やオウム貝などの真珠色に光る部分を薄片にはぎ、漆器や木地の表面にはめ込んだもの。蒔絵にも仕様される。
ラピッドスタート式[らぴっどすたーとしき]
ラピッドスタート式とは、点灯管がなく即時にランプが点灯する高圧式で、ランプはFLR記号のものが使われる。同式にはグローランプのかわりにパルストランスを用いた電子スイッチ回路が使用され、高電圧のパルスを発生させる仕組みである。
ラミネート加工[らみねーとかこう]
ラミネート加工とは、ウレタンフォームや塩ビフォームの薄い被膜を生地裏に張り付けて遮光性や保温性を付与する加工のことで、遮光カーテンの加工に多用されている。
ラワン[らわん]
ラワンとは東南アジアに産し、南洋材とも呼ばれるフタバガキ科の常緑高木。合板に最も多く使われる。心材の色からレッドラワン、ホワイトラワン、イエローラワンなどがある。
ランニングコスト [らんにんぐこすと]
ランニングコストとは建築物や設備を運営・管理するために必要な経常的に支出しなければならない費用の総称。維持監理費、光熱費、修繕費など。
ランバーコア合板[ランバーコア合板]
ランバーコア合板とはコアボードともいう。心材に集成材を使い、その表裏に単板などを接着した特殊合板で、家具やドアなどに用いられる。
ランプ[らんぷ]
電灯。→蛍光ランプ、高圧ナトリウムランプ、コンパクト形蛍光ランプ、メタルハライドランプ。
ランプ効率[らんぷこうりつ]
ランプ効率とは1ワットあたりのランプ光束(単位ルーメン:lm)。同じ種類の電球でもワット数が低いとランプ効率は低くなる。
欄間 [らんま]
欄間とは部屋と廊下、部屋と部屋の間の鴨居の上部に壁のかわりに入れる化粧部材。いろいろな図柄を彫り込んだ物が多い。
リクライニングチェアー[りくらいにんぐちぇあー]
リクライニングチェアーとは背もたれを後方へ倒すことのできる椅子のこと。主に自動車、バス、飛行機などの座席に使われる。
リシン [りしん]
リシンとは石の粉を混ぜたモルタルで、吹き付けまたはかき落として用いる。
リップル加工[りっぷるかこう]
リップル加工とは、綿繊維と苛性ソーダの化学反応を利用し、部分的に生地を収縮させる衣匠上のシワ付け加工のこと。とくに、シアーカーテンなどのストライプ状のシワを付けるのはサッカー加工、はじめから生地にシワをもたせる加工をワッシャー加工という。
リップルタイプ[りっぷるたいぷ]
リップルタイプとは、ローマンシェードの一種で、タックを交互にとりヒダをさざ波状にしたもので、形状からタックタイプもしくはプレーリータイプともいう。
リネン[りねん]
リネンとは亜麻の繊維を用いた強くて光沢のある織物。テーブルクロスなどに用いられたところから、広く布製品全般をさす言葉になった。
リノニウム床材[りのにうむゆかざい]
リノニウム床材とは木粉、コルク、亜麻仁油など自然素材ばかりでつくられた床材。耐久性が高い。焼却しても有害物質が排出されない。
リノベーション[りのべーしょん]
リノベーションとは、既存の建物に大規模な改修工事を行い、用途や機能を変更して性能を向上させたり価値を高めたりすること。 建物の経年にともない、時代に合わなくなった機能や性能を、建て替えずに、時代の変化にあわせて新築時の機能・性能以上に向上させること。 具体的には、耐震性や防火安全性確保し、耐久性を向上させる、冷暖房費などのエネルギー節約のため、IT化など変化する建築機能の対応・向上のために行われる。 外壁の補修、建具や窓枠の取り換え、間取り変更、給排水設備更新、冷暖房換気設備の更新などを行う。
リビングテーブル[りびんぐてーぶる]
リビングテーブルとは、居間で使用される卓子類の総称。ソファの前に置かれるものをセンターテーブルまたはティーテーブル、ソファやアームチェアの横に置く脇卓子をサイドテーブルまたはエンドテーブルという。 とくに、サイドテーブルの中で同形でサイズが異なる卓子を入れる方式に格納したものはネストテーブルと呼ばれている。
リビングボード[りびんぐぼーど]
リビングボードとは居間に置かれる飾り棚やサイドボードの総称。オーディオ機器を組み込んだり、飾り物を入れたりするもの。
リフレクター型ダウンライト[りふれくたーがただうんらいと]
リフレクター型ダウンライトとは、コーン(円錐)形の反射鏡を用いて光に方向性をもたせたもので、シングルコーンとダブルコーンの2種類がある。
リフレクターランプ[りふれくたーらんぷ]
リフレクターランプとは、白熱ランプの一種で、球頭部を除いて内部がアルミの反射鏡で、スポット効果があり、店舗、工場での投光用にも用いられている。
リボス[りぼす]
リボスとはドイツ・リボス社の塗装用製品。植物性成分及び蜜蝋ワックスと、無毒・無害の顔料成分だけを使用。
琉球畳[りゅうきゅうたたみ]
琉球畳とは縦横の寸法が等しい正方形の畳。もとは沖縄で採れた強度のある草を使用した畳のこと。
両側町[りょうがわちょう]
両側町とは、通りをはさんだ両側を単位とする町組。応仁の乱前後に成立したとされ、自治・自警の組織であり、自治の内容は変わっても、現代の町内会に引き継がれている。両側町【りょうがわちょう】
リンキングチェア[りんきんぐちぇあ]
リンキングチェアとは、横方向に連結できる機構をもつ椅子。屋外イベントなどに多用される連結椅子をいう。
ルーバー[るーばー]
ルーバーとは日除けや視線を遮るために取り付ける細幅の板状のもの。可動タイプと固定タイプがある。
ルーバー天井照明[るーばーてんじょうしょうめい]
ルーバー天井照明とは、天井面に光源を配灯し、格子状のアクリルルーバーで全体をカバーした光天井の一種。直下の作業面が明るくグレアを感じさせない全般照明としてオフィスに多用されている。
ルーフウィンド[るーふうぃんど]
ルーフウィンドとは、屋根の傾斜に沿って取付けた天窓(トップライト)のこと。
ループカーペット[るーぷかーぺっと]
ループカーペットとは表面のパイル形状がループ状のカーペットのこと。装飾性、耐久性に優れ、リビングやホテルなどによく用いられる。
レースカーテン[れーすかーてん]
レースカーテンとは、調光や装飾を目的とした透かしのあるファブリックの総称。レースカーテンの多くは経編によるラッセル編機や、同機にジャガードを装置したジャガードラッセル編機で作られている。
レーヨン[れーよん]
レーヨンとは再生パルプから製造する人造繊維。人絹ともいい、美しい光沢が特徴。
レベルループ[れべるるーぷ]
レベルループとは、ループ(輪状)パイルで高さが均一なもの。適度な硬さで歩行性、耐摩耗性に優れ、メンテナンスも容易なことから歩行量の多い廊下や居間に適している。
連子[れんじ]
連子とは木や竹などを、一定の間隔をおいて、窓や欄間に取り付けたもの。
蓮台[れんだい]
蓮台とは、胴差や床梁を指す。建前のとき胴差や梁が組み上がると架構が安定するが、その状態が川渡しの蓮台をイメージさせることからこう呼ばれる。単に胴差や縁側の入り側の化粧桁を指すこともあるようである。
レンジフ-ド [れんじふーど]
レンジフードとは調理の時に出る煙を吸い出すために設ける箱状の煙ためのこと。ここから換気扇で外部に排気する。
レフレクター電球[れふれくたーでんきゅう]
レフレクター電球とはバルブの内側を反射鏡にした電球で、スポットライトとして使う。
煉瓦[れんが]
煉瓦とは粘土・砂・石灰などを混合して練り、長方体に成形にして乾燥させ、窯で焼いてつくる。最も一般的な赤煉瓦は、原材料に酸化鉄を含む粘土を使う。
ロージ[ろーじ]
ロージとは、奥行が深い敷地の奥を活用するために設けられた通路。専用通路であるものと長屋の共用のものとがある。一軒だけの専用のものを一軒ロージという。
ローマンシェード[ろーまんしぇーど]
ローマンシェードとはひもの操作で上下に開閉させるカーテンのデザインのこと。ヒダをたたみ上げるナチュラルタイプや風船状に上げるバルーンタイプなどがある。
ロールブラインド[ろーるぶらいんど]
ロールブラインドとはローラーパイプでスクリーンを巻きとって昇降させるブラインド。
ロッキングチェアー[ろっきんぐちぇあー]
ロッキングチェアーとは揺り椅子のこと。脚の床と接する部分を弓形の材でつなぎ、座ったときに前後に揺り動かせるようにしたもの。
ロックウール板[ろっくうーるばん]
ロックウール板とは、岩綿に結合材を加えて板状に加圧成形し、表面に塗装仕上げしたもので、吸音、断熱・防音性に優れた不燃材、準不燃材として天井仕上材に用いられている。耐吸湿性に欠けるため、軒天や浴室の天井材には使用できない。
ロフト [ろふと]
ロフトとは屋根裏部屋のことで、居室とする場合には階段が設けられる。
六四瓦[ろくしがわら]
六四瓦とは、屋根面一坪に64枚葺ける小振りの規格瓦。現代は五三瓦が一般的。六四はサイズが小さく薄くでき、町家のスケール感に合う。
ログハウス[ろぐはうす]
ログハウスとは丸太の家。丸太を水平に組上げて壁をつくる。丸太組工法で建てられた建物。素朴な雰囲気が人気で、近年は自宅として建てるケースも増えてきた。

ワ行

ワークトップ [わーくとっぷ]
ワークトップとは調理などの作業を行うカウンターのこと。
ワークトライアングル[わーくとらいあんぐる]
ワークトライアングルとは台所のシンク・加熱調理器・冷蔵庫を結ぶ作業動線(人間の動きの軌跡)のことをいう。一般にシンクと調理機器間は120~180cm、調理機器と冷蔵庫間は120~270cm、冷蔵庫とシンク間は120~210cm、各長さの合計値は360~660cmを範囲とするとよいとされている。
ワードローブ[わーどろーぶ]
ワードローブとは元来は衣裳戸棚のことだが、現在は洋服だんすの総称。また、個人の持つ衣裳のこともいう。
ワイドスイッチ [わいどすぃっち]
ワイドスイッチとは照明スイッチの大きさを通常のものよりも大きくした、加齢配慮のスイッチのこと。
ワイヤラス[わいやらす]
ワイヤラスとは塗り壁の下地などに使われる金剛。
和家具[わかぐ]
和家具とは、明治以降日本に輸入された椅子などの洋家具に対する概念で、日本の風土とそれまでの床座生活によって培われた文化から生まれた独自の家具をいう。
若狭塗[わかさぬり]
若狭塗とは、江戸時代が起源。卵殻、貝殻、松葉の模様を施した変わり塗りの技法に特色がある。とくに同塗による若狭箸はよく知られている。
枠組み足場 [わくぐみあしば]
枠組み足場とは鋼管を用いて工場製作したユニットの建て枠で組み立てた足場。組み立て・解体が容易であり、強度も大きいので、本足場その他に広く用いられる。
枠組壁工法[わくぐみかべこうほう]
枠組壁工法とはアメリカで開発された木造住宅を造る枠組み壁工法の一つ。主に2インチ×4インチの角材を接合して骨組みをつくり、内外を板張りにして壁下地とするもの。ツーバイフォー工法ともいう。
和小屋[わごや]
和小屋とは日本の伝統的な屋根の構法で、小屋梁の上に小屋束を建てて屋根を支えるもの。広い空間をつくるのには適さないが、屋根の形の自由度が高い。
ワゴン[わごん]
ワゴンとは、移動のためのキャスターを付けた配膳用の卓子。
輪島塗[わじまぬり]
輪島塗とは石川県輪島市から産する伝統的な漆器。江戸時代から発達し、堅牢なつくりと沈金・蒔絵が特色。
ワニス[わにす]
ワニスとは顔料を含まず、溶剤に樹脂を溶かしてつくった塗料。ニスともいう。透明で光沢ある仕上がりになる。
和襖[わぶすま]
和襖とは、組子の両面に鳥の子紙などの襖を張ったもので、和室の間仕切りや押入戸の戸に使用。とくに襖縁を付けないものは太鼓張り襖という。
割り石[わりいし]
割り石とは石材を割った不定形の石のこと。
割栗[わりぐり]
割栗とは割栗石ともいう。砂利より大きく玉石より小さい割り石のこと。基礎工事や地盤固めなどに用いる。
割栗地業 [わりぐりじぎょう]
割栗地業とは10㎝~15㎝くらいの割栗石を根切り底に小端立てに敷き並べて、その隙間を埋めるために砂利を入れて突き固めること。
椀形トラップ[わんがたとらっぷ]
椀形トラップとは床排水にもちいるごく簡単なトラップ。
割付図 [わりつけず]
割付図とはタイル・石・床目地などの取付位置を、寸法に応じて正確に決めることを割付といい、それを図面に書いたものを割付図という。